森の楽校~土の中の生き物を見てみよう~レポート前編

箱根の森

2022年05月24日 13:49

5月22日、森の楽校~土の中の生き物を見てみよう!~を開催しました。
講師は「たまちゃん」こと日本自然保護協会自然観察指導員の久保田克哉さん。

森の散策に出発する前から、周りにある植物や虫で楽しい話が始まっています!
手にしているのはミツバ。
お吸い物に入れたりする、あのミツバです。
これが生えているということは、人がいたという証拠になるのだそうです。
会場である接待茶屋の森は文字通りその昔、箱根越えをする人のための接待茶屋があり
そこの方が植えたものが野生化したのだろうとのコト。
料理用に栽培しているものほど香りが強くないそうです。
へぇ~~~。

植物の話も面白いけれど、子どもたちは虫に興味津々。
写真の真ん中へんに、白いものが映っていますね。

ここにはアワフキムシが隠れています。
実際に泡をとってみるとアワフキムシが現れました!
鳥に食べられないように隠れているんだけど・・・
この泡、なんとアワフキムシのおしっこを泡立てたものなんですって!!

森歩きを楽しむ時に、覚えてほしい要注意植物を教えてくれました。

たまちゃんが持っているのはトリカブト!
食べるな危険!!猛毒です。
しかし、箱根のトリカブトはそれほど効かないらしい(笑)

「たまちゃん、キノコがあった!」
とっても小さくてかわいいキノコを見つけました。
みんな、森を歩く目になっていますね。

この日のテーマは「下を向いて歩こう」。
面白いものがたくさん見つけられそうです!!

接待茶屋の森の多くは植林したヒノキ。

ヒノキは「火の木」が語源であるくらい、燃えやすい木です。
落ちている実も、乾燥していればとても燃えやすく、着火剤の代わりになるそうです。
と、いうわけでみんなでヒノキの実を集めたよ。

続きは中編で・・

この日の写真はfacebook森のたねまきページのアルバムに載せています。