接待茶屋の森の木を覚えよう♪

箱根の森

2018年07月23日 04:56

7月22日、三島フォレストクラブとの合同作業で、森の手入れを行いました。
残したい樹種の幼木に被さっている草や木を切って日に当たりやすくしたり、
巻き付いて成長を妨げるツルを切ってやる作業です。

この様な作業では残したい木はどれか、切っても良いのはどれか
覚えなくてはなりません。
しかし、植物を覚えるのって難しい。
名前と、写真と、覚えるための特徴も知りたいですね。
と、いうワケで今日覚えたいくつかをご紹介。


これは「ニシキウツギ」。スイカズラ科タニウツギ属。
見分け方は、葉っぱの付き方が左右対称の「対生」。
葉っぱの縁に「鋸歯(きょし)」というギザギザがあります。
形は上がとんがってる・・などありますが地域や個体によっても差があります。
ぱっと見て判別できるようになるには、
たくさん見て、わからなかったらその都度調べるというのが一番なのかしら。
ちなみに、この木はたくさんあるので、特に意識して残さなくても大丈夫です。


これも対生。
名前はクサギ。
漢字で書くと「臭木」。葉の匂いが特徴的。
嫌な臭さではないと思いますが、直球な名前ですね(笑)
真上から見ると葉の付き方が90度違う「十字対生」なのがよくわかります。
葉っぱの形はハート型。
写真の様な若い葉はギザギザの鋸歯がありますが、大きくなるとギザギザのない「前縁」になります。


これは「エゴノキ」
葉の付き方は左右対称ではなく、互い違いな「互生」です。
ギザギザの鋸歯がありますが、育つと全縁のものもあるみたい。
とんがった卵型。
枝から葉っぱが出る「腋脈(えきみゃく)」に白い「毛叢(もうそう・・・だったかな)があります。
実には毒があってエグい味がするから「エゴノキ」というそうな。
実の形も小さいタマゴみたいでカワイイです。
でも毒。

えーと、とりあえずはこの辺で。
また続きは後日!






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