栂池自然園へ。
先日、森の楽校の視察研修で長野県の栂池自然園に行って来ました。
同園ガイドクラブ代表の渡辺さんに案内していただき、4時間コースを歩きました。
栂池高原は標高2000Mの湿原です。
自然園の入口まで、以前は車で登れたのですが、
排気ガスによる環境への影響を懸念され、ロープウェイが設置されています。
湿原ではミズバショウが多く咲いています。
ここで代表的な花はミズバショウ、コバイケイソウ、リュウキンカなのだそうです。
なるほど・・・シンボル的な植物があるのは良いかも!
「この花の群生が見られますよ!」なんて言われたら、行ってみたくなるし
これがこの先も見られるように、この環境を保護しなくては、と思いますね。
さて、ミズバショウが「咲いている」と書きましたが
花、見えますか?
なんと、コレです!!!!
黄色いツブツブ。
この一つ一つが花なのでそうです。
黄色く見えるのは雄しべと雌しべ。
花びらと思っていた白いところは「苞(ほう)」という部分。
7月だというのに、まだまだ雪が残っています。
保護のために、散策は木道を歩かなければなりませんが
雪がある時は木道をはずれてもOK!
みんなでぞろぞろと雪の上を歩きます。
イレギュラーなコトって、それだけでもちょっと楽しくなりますね。
しかし、雪の重みというのはスゴイものです。
木道がゆがんでる!!!
接待茶屋の森も一部に木道を設置していますが
時期や天候によっては滑りやすいのが難。
栂池自然園では滑りやすそうな靴を履いている人には
ゴム長靴を貸し出しているのだとか。
「ゴム長が一番滑らないんですよ」との事。
あちこちに見える白っぽい木が気になる。
「ダケカンバ」という木でした。
ヒラヒラと垂れ下がっているのは皮。
火を起こす時の焚き付けに使われるそうです。
くねくねと曲がっているのは、雪の重みのせい。
こんな風に一度下を向いたり、地面を這うようになっていたり・・・。
頑張るなぁ。
これでも100~200年は経っているのだそうです。
雪の威力ってスゴイんですねぇ・・・。
崩れてきて、というか流れてきて溜まっているので
窪地になったところでは、まだこんなに雪が積もっています。
雪が溶けたところから春になるので季節を長く楽しめる、というような事も話されていました。
続きはまた後日。
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