3月18日、以前に森の楽校で植樹した苗木にシカよけネットを張る作業をしました。
昨年の森の楽校でもネット張りをしたのですが、やりきれなかった分を。
それにしてもモミジイチゴというバラ科の植物が多く生えていて、
服の上からもトゲが刺さるので作業が大変。
このトゲトゲのモミジイチゴ自体、鹿避けになるんですけどね。
でもネットを張らないと、夏になるとモミジイチゴやその他の草がワサワサ伸びて
植樹した苗木に日が当たらずに枯れてしまうのです。
だから、ネットは鹿と、苗木の育成の邪魔になる草避けでもあります。
きこりのレイチェルがおもむろにヒメシャラの木をなでなでし始めました。
薄くはがれた皮をなでて、表面をツルツルにしていたのでした。
角質ケアですな。
場所を移動。2012年に植樹したところ。
植樹の前に、間伐をして日が入るようにしていたのですが、暗いですね。
広葉樹が育つには、もっと間伐した方が良いみたいです。
それに、植樹した後の草刈りなどを十分にやっていなかったので、
苗木の育成が悪く、草に負けて消えてしまったものも多いという状況。
「は~、どうしたものか・・・」思案に暮れる二人。
数年前に一度草刈りをしたのですが、マメに観察して早め早めに対処しなくては・・・。
森を育てることの難しさを改めて実感しました。
この時に苗木を植えて下さった方、スミマセン!!
しかしこの場所には毎年花が咲く木があり、それを見るとちょっと嬉しくなるのです。
ミツマタという和紙の原料になる木です。
下を向いたつぼみが、ぽつぽつと咲き始めています。
ちなみにミツマタは植樹したのではなく、自生しているもの。
再び移動。ここも何年か前に森の楽校で植樹をして、
その後にネット張りをしたところです。
しかし、なななんと!!!!昨年の台風で桜が折れてるうぅぅぅ
よ~~く見ると、折れた幹から小さな芽が・・!!!
い、生きてるよ~~~~~!!!!!
去年の台風は本当にすごい風でした。
折れた桜は自生していたもので、苗木の様にヒョロヒョロではなかったのですが・・・。
他にも折れかかっている木があり、
きこりで樹木医のレイチェルが、まっすぐにくっつけてテープで巻くという外科手術(?)を施して
元気になったのもあるのですが、コレはちょっと難しそうです
木にとっては風より怖い鹿の害がここにも。
植樹した苗木はネットで囲いましたが、
自生していた木はそのままだったのでかなり被害が。
枯れてしまわないうちに守らねば!
と、ココでもネット張り。
またまた思う。
森づくりは難しい。
森は自然のものだから、人が手を加えなくても良いんじゃない?という考え方もあるけれど
様々な状況から、今はそれでは森が荒れてしまう一方。
植樹やその他の作業をイベントにすることにより、
多くの人に森について知ってもらう事もできます。
色々な人が関わることにより、豊かな森を取り戻し、持続させられれば良いなぁと思います。