シカ避けネットを張りました

箱根の森

2021年12月12日 13:30

12月11日、三島フォレストクラブの森づくり作業に参加してきました。
広葉樹の苗木を植える場所に、シカ避けネットを張る作業です。
近年、シカが増えすぎて食害が大きな問題になっているので
苗木を植えるエリア全体を広くネットで囲うのです。

まずは3メートルごとに杭を打ち込みます。
まっすぐに打ち込むように、2方向からチェックをします。

網を張る時も、たるんだり、逆にきつく張りすぎたりしないように編み目の形でチェックします。

杭にロープを巻き付けるのは「巻き結び」で。
しっかりと巻けるのに、ずらして修正ができるという便利な結び方。
様々なロープワークがありますが、しょっちゅう使わないとすぐに忘れてしまうんですよねぇ

何カ所かドアのように入れる場所を作ります。

この日の作業の前には、範囲内の木を伐ったり、
苗木を植えやすいように林床の整理をしたり色々な手間がかかっているのです。

お昼休みには別の事を。
以前に森の楽校で植樹したクリの木。
大きくなっていたのですが・・・穴が見える・・・

カミキリムシの穴が!!!!
根元には穴を開けた時の木くずがあったので、最近のようです。

このままでは木が枯れてしまうので、カミキリムシ用の殺虫剤を入れます。

本来ならば、虫も森の生態系の一部だし、これで枯れる木があるのも森の自然現象の一つではあります。
が、森の事を多くの人に知ってもらうために植樹した大事な木なので薬品を使って保護しました。

自然を守るって難しいですね。
この難しさも含めて、森についてみんなで色々考えて、これからも活動していきたいと思います。

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