昨日は接待茶屋の森で森づくり作業の日。
天気予報は晴れでしたが、山に向かっていると、道路の上をぶわーっと霧が流れている。
森についてからも霧雨が降っており、風が吹くと木の葉に溜まった水滴がバラバラと降ってきます。
しかし、昼くらいから晴れ間が出てきて・・・
道沿いの日当たりのいい場所でヘビがとぐろを巻いていました。
変温動物のヘビは、体温をあげるために日向ぼっこをするんですって。
写真だとわかりにくいのですが、浮いてます。
地面の上ではなく、葉っぱに乗っているのです。
シマヘビみたいですが、子どもなのか小さくて軽いらしく笹の葉でじーーーーっとしていました。
シマヘビは毒はないので、こんな風に近づいて観察したり写真撮ったりしました。
でも噛まれると痛いし破傷風などの危険性はありますので、触ったり突っついたりしちゃダメですよ。
さて、今回の作業はツタウルシの駆除。
ツタウルシは名前の通りウルシの仲間で、猛毒なのです。
人によっては、近くに行くだけでもかぶれてしまうのだとか。
とても危ないので、是非特徴を覚えて下さい。
3枚で一組の葉なのですが、両脇の葉は左右非対称です。
葉によって、切れ込みがあったり無かったりするのでややこしいのですが、
逆にそれが特徴でもあります。
よく見る姿は、こんなふうに木に巻き付きながら上にいきます。
こういう生え方は見つけやすいのですが・・・
地面に置いた枝の倒木の上を伸びていってる。
こうなるとちょっとわかりにくいのですが、
いずれにしろ地面に直ではなく、木をつたって伸びていくのがほとんどの様です。
本来ならば、枯れている冬に駆除するのが良いのですが、
増えては困るし、普段の活動や森の楽校の場所でもあるので冬まで放置するわけにはいかず、
とりあえず根元を切ってその場で枯らすことにしました。
かなり繁茂していたのでどこが根元なのか、って感じで大変でしたが。
今の季節は切ったツタウルシを集めておこう、なんて触ったりいじったりするのも危ないのです。
というわけで、根元を切った後も棒やロープに「ツタウルシ注意」の印をつけておきました。
さて、その後はクリの木に入ってしまったカミキリムシの駆除です。
数ヶ月前に気づいた時から、何度か穴にスプレーをしていたのですが
見る度に新しい木くずが出ている穴があり、退治しきれていないようです。
そこで、今までとは違う対処方法。
木くずが出ている穴はその中に幼虫がいます。
木くずを取り除いて、薬剤をつっこんでから、チューブ入のボンドのようなもので穴を塞ぎます。
こうすると、幼虫が中で死んでしまい、穴のまわりのボコボコと傷んだ部分が元気になるらしい。
森づくりというと植林すれば勝手に木が大きくなるようなイメージがあるかもしれないけれど、
なかなかどうして、育てたい木を大きくするというのは相当難しいものですね。
さて、この次の森の楽校は、この難しい「森づくり作業」です!
詳細は後日お知らせします。
是非ご参加下さい!!