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2013年08月03日

植生調査と遊歩道作り

7月27日、接待茶屋の森で植生調査と遊歩道作りをしました。

植生調査は以前から調べているコドラート(調査のために決めてあるエリアの事です)内の植物について。
何の植物がどれくらいあるかを見ます。
距離的に近い場所でも、条件や季節によって
色々違ってその都度それぞれに面白いです。
とは言え、植物を調べる時、花が咲いているとより楽しく感じます。

この日は「ヤマジオウ」がたくさん咲いていました。

とても小さい花ですが、よーく見るとピンク色でなかなか可愛らしいのです。

何という植物か、花があればわかりやすいのですが葉っぱだけのものは
なかなか名前を覚えられず(何度か聞いても、なかなか・・水滴)大変です。
地味な・・・いや、地道な作業。

ヤマジオウよりもっと小さい花も発見!
後ろの指と比較していただければその小ささがわかるかと。
決して筆者の指が特別に太いワケではありませんよ!!
これはミズタマソウと言います。
花を見ても「水玉」って感じはしませんが・・・。

果実はこのように、まわりに毛が生えていて、この毛に梅雨がかかった様が「水玉」なのだからだとか。
植物の名前って、いつ誰がつけたのやらわからないけれどよく考えたものです。
だって、本当に本当にとても小さい実なのに、さらにそこについた水滴を見て命名するなんて!!!!!
昔の人は風流ですねぇ。

コドラート内ではありませんが、オカトラノオも咲いていました。
漢字で書くと「岡虎の尾」。
なるほど、しっぽみたいですね。

こちらは遊歩道作り班。
ストックしてある間伐材を使います。

何が大変って狭い山道を運ぶのが大変!!

斜面の道は滑りやすいし、崩れやすく危ないので、このように丸太を置きます。
土止めになるので歩きやすく、土が流れにくくなります。

お昼ご飯を食べて、午後の作業を始めると、間もなく雨がパラパラと。
「すぐ止むかなぁ?」と様子を見ているとだんだんと降りが激しくなり、
植生調査班も遊歩道作り班も急いで撤収!!

慌てて山を下りる途中はバケツをひっくり返したような土砂降り!
そして小沢の里まで着くと、あの雨は何だったの!?という青空。

でも山は危ないですからね。
早めに撤収して無事で良かったです。

ここのところ、突然の豪雨で各地で被害がありますから
山でも街中でも、十分お気を付けくださいね!!  


Posted by 箱根の森 at 12:43Comments(0)活動日記

2013年05月03日

植樹した桜

先日、接待茶屋の森に行きました。
森の学校で植樹した桜はどうなっているかな・・・。

ちゃんと根付いていました!!
元気に育っています。


中には、もう花が咲いたものも。
嬉しくて思わず記念撮影する森楽スタッフ。


この桜は「フジザクラ」といい、富士山麓を中心に、山地に生えるもの。
これは植樹した苗木ですが
元々接待茶屋の森に野生で何本も生えています。
植樹と言っても、ただ好きな木を植えるのではなく
その土地に合った種を植えるのが大事です。

そうすれば、他の動植物と調和した森になるんですね。  


Posted by 箱根の森 at 08:56Comments(0)活動日記

2012年06月19日

集材作業

森林保護の活動をしていると
放置された人工林で間伐した木をどうしたら良いのか、というのが
大きな問題なのですが、私たち「箱根接待茶屋の森づくり協議会」では
その一部をこんな風に使っています。
これが・・・

こうなって・・・

じゃーん、こうなります!

遊歩道です。
間伐をすると森の中に日光が届くようになり、
それまで見ることのなかった植物達が次々と芽を出します。
せっかく育った芽を踏まないようにと
昨年から遊歩道を作っているのです。
春や夏、花の多い季節には特に「木道を作って良かったね!」と
協議会の会員同士で話しています。

さて、木道を作るのも、もちろん大変ですが
森の中で伐った木を「作業する場所まで運ぶ」というのが
また大変な仕事です。


こうして一か所に集めた木を少しずつ移動させます。
ワイヤーに吊るして、ウインチで引っ張ります。

そして、移動した先でロープをはずし、またキレイに積み上げます。

先ほど「少しずつ移動」と書いたのは、
一度に移動できる距離は50mだからなのです。
なぜかというと、ワイヤーの長さに限りがあるから。
ですが、その50mの間でも、間に木が立っていたり、
移動した先に木を積んでおけるか、など考慮すると
ワイヤーを張る場所も限られます。
それに、滑車を動かすのは機械ではありますが
その他の作業はすべて人力。
大変な手間と労力の要る作業ですが
それだけに、休憩時間のお茶やお昼のお弁当が美味しく感じられます。

休憩時間はこんな風に談笑しつつ、水分補給。
手前の木は、ワイヤーをくくりつけてあるのですが
木に傷がつかない様に手作り保護材を巻いています。

間伐で木を伐るけれども、
残す木は大切に守ります!  


Posted by 箱根の森 at 15:26Comments(0)活動日記